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矯正歯科治療 Q&A

矯正歯科治療Q&A

子供の頃から矯正を始める場合と、大人になってから矯正をする場合の違いは?

矯正治療が必要な子供の割合はどのくらい?

 ある調査 1) によれば12歳~14歳児の不正咬合の発現頻度は 53.2%、他の調査 2) では11歳~14歳児の34.1%が「矯正治療必要性あり」と判定されています。実際に治療を受けている人数は、地域や調査方法によって差があるものの、およそ10%前後と捉える説が多いようです。アメリカでは、12~17歳の白人27.4%、ヒスパニック(中南米系)11.7%、黒人6.2%が矯正治療を受けています 3)。日本における矯正の普及率は、アメリカのヒスパニック社会とほぼ同じ割合といえます。日本人の経済的水準を考慮すれば、日本では矯正が「まだ行き渡っていない」とする見かたが一般的です。

矯正患者の年齢層及び男女比は?

矯正歯科の受診層で最も多いのは未成年で、全体の60%を占めます 4)。未成年の男女比は 4:6で、やや女子が多いものの、男子の受診も多くみられます。 成人になると女性の割合が圧倒的に増えます。成人男性の受診割合が極端に少ないことが特徴です(図)。 これからの男性は「見た目」にもっと関心をもっていただき、「差別化のツール」として矯正を、というのはいかがでしょうか。矯正装置をつけている男性は真面目な印象を与えます。健康に対して「前向き」と受け止められて、周囲から好印象を得られるのではないでしょうか。



図. 矯正歯科を受診する患者さんの年齢階級 4)

参考資料
1)須佐美隆三他:不正咬合の発現に関する疫学的研究.日本矯正歯科学会雑誌1971;30:221-229
2) 渡辺厚他:日本におけるIndex of Orthodontic Treatment Needを用いた不正咬合の疫学調査.日本矯正歯科学会雑誌2009;68:142-154
3) 新版プロフィトの現代歯科矯正学.クインテッセンス出版,2004:p21
4) 影山康子他:矯正歯科治療後における患者および保護者へのアンケート調査.日本矯正歯科学会雑誌2011;70:7-20